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Wednesday, July 22, 2020

お、欧州の香りがするぞっ!! 9月初旬デビュー!! ヤリスクロス初試乗でわかった作り込みの凄さ - ベストカーWeb

 ヤリスのクロスオーバーバージョンとして発表されていたヤリスクロス。その外観などはすでに発表されているが、今回は媒体むけにプロトタイプの試乗会が行われた。

 ヤリスをSUVに仕立てたと思われていたが、実物を見ていると欧州仕様のリアトーションビームを投入するなど国内仕様のヤリスから大きな変化が見られた。

 カラーリングなども含めて「欧州」を感じられるヤリスクロス。オシャレなイメージと手頃なサイズ感もあって人気が出てきそうだ。いったいどんなクルマなのか、吉川賢一氏に紹介してもらおう。

 最後に動画もあるのでぜひチェックを!!

【画像ギャラリー】走りのよさはヤリス譲り!! 実用性アップのヤリスクロス詳細画像

文:吉川賢一/写真:池之平昌信/動画:ABOVE


■ヤリスクロスは細マッチョで存在感があるイケメンキャラ!

ヤリスクロスは18インチホイールを備える(ガソリン仕様は16インチ)

 ヤリスクロスのサイズは、4180×1765×1560mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2560mmと、「ライズ」より大きく、「RAV4」や「ハリアー」よりも小さい。

 パワートレインは、直列3気筒1.5リッターのハイブリッド&リダクション機能付の「THS-II」と、1.5リッターの直3ガソリンエンジン&ダイレクトシフトCVT。

 それぞれにFFと4WDが用意されており、4WDシステムは、ハイブリッドがE-Four、ガソリンモデルはダイナミックトルクコントロール4WDとなる。

リアスタイルは新型ハリアーのような雰囲気も持ち合わせおり、ミニハリアーのような需要もありそうだ

 ヤリスクロスのエクステリアは、一見シンプルだが、高いボンネットラインや、ボディサイドのキャラクターライン、大きく張り出した前後のフェンダー周りなど、パーツの精度が高く、特に、リアフェンダーからテールにかけてのマッシブさからは、只者ではない雰囲気を感じる。

 インテリアに関しては、インパネ周りのデザインは、ヤリスとほぼ同じだ。ステアリングには調整幅の大きいチルト&テレスコピックもあり、手触りの良いシート素材も、ヤリスと共通だ。

 ただし、ヤリスが手引きのサイドブレーキだったのに対し、ヤリスクロスでは、電動パーキングブレーキが標準となっているほか、このセグメントでは珍しい電動パワーシートも、備えている。

内装はヤリスだがパーキングブレーキが電動となった

 他にも、4:2:4分割可倒式リアシートや、後席を倒さずにゴルフバック2個が積める広い荷室(VDA方式による荷室容量は390L)、6:4分割ができるアジャスタブルデッキボード、そしてハンズフリーパワーバックドアなど、ヤリスに対して、使い勝手は大幅にアップしている。

 アドバンスドパーク(パノラミックビューモニター付)や、横風対応制御付のS-VSCや、アダプティブハイビームシステムも設定されている。

荷室は4:2:4の分割。4:6の分割の車種が多いが長尺物を載せても4名乗車を確保している

【編集部追記】実は予防安全パッケージも最先端

 ヤリスクロスにはヤリスと同様に最先端の予防安全パッケージも搭載される。対歩行者については夜間も含めて10〜80km/hの範囲で対応。ミリ波レーダー+単眼カメラの組み合わせでクラストップの安全装備を備える。

 また交差点での右直事故や右折後の横断歩行者にも対応しており、見落としがちな直進車や横断歩行者との事故を避けられる確率が上がっている。

■ファーストインプレッションで何を感じた?

走りはハイブリッドの4WDがもっとも印象的だが、クルマ好きならガソリン車も非常に乗り気にさせてくれる

 残念ながら、試乗会当日、会場周辺は、局地的豪雨に見舞われた。クルマを走らせれば路面に溜まった水が、スプラッシュマウンテンのように吹き上がるという悪条件だったが、だからこその発見もあった。

 ハイブリッドは、加速性能が、なめらかかつパワフルだ。静かにスルスルと動き始める感覚から始まり、アクセルペダルを踏みこむと、直3のサウンドが始まり、必要十分にパワフルな、加速をする。

 しかしながら、筆者が個人的に、好ましく感じたのは、ガソリンエンジンの方だった。ダイレクトシフトCVTにより、エンジンサウンドが徐々に高まる「加速の伸び」が演出されており、ラバーバンドフィールがない。

 燃費さえ気にしなければ、このガソリンエンジンを好む方のほうが多いのではないか、と感じた。

 そして、今回のヤリスクロスの特筆すべき長所は、ハイブリッド/ガソリン共通で感じた「操舵フィーリングの良さ」だ。

フワフワしないその操舵感は最近のトヨタのトレンド。グッとした手応えは安心感も高い

 走り始めてすぐ、ステアリングの剛性感が高いことに気づかされる。「ハンドルが重い」ということではなく、タイヤとステアリングがまるで直結したかのような「手ごたえの良さ」と、操舵の正確性を感じるのだ。

 215/50R18の大径タイヤ(ガソリン車には16インチタイヤ)を装着し、ヤリスに対してリフトアップしたことで、ハンドリングはやや大味になっているのかと想像していたが、キビキビとした車両の応答性ではない「芯のある操舵力」だった。

■価格は未定だがロープライスに期待したい

思わずジャンプしてしまうような乗り味、だったようだ

 筆者は、このヤリスクロスの販売価格は、ヤリスに対しては約50万円高い、ガソリンは210万円~、ハイブリッドは250万円~になるのではないか、とみている。

 昨年、RAV4とライズが、今年にはいってからは、ハリアーを登場させ、さらにタイでは、カローラクロスも登場させるなど、トヨタはいま、急激にSUVのラインアップを拡充させている。

 できれば、それに対抗する国産メーカーが出てきてほしいところだが、残念ながら現時点では、ホンダと日産を足しても、トヨタに太刀打ちすることはできない。

 果たして次はどんなSUVが登場するのか、トヨタのSUV動向からは、しばらく目が離せない。

【ヤリスクロスプロトタイプスペック】

・全長×全幅×全高=4180×1765×1560mm(アンテナのぞく)
・エンジン=1.5L 直3エンジン(ガソリン)/1.5L直3エンジン+THS II(ハイブリッド)
・駆動方式=ガソリン/ハイブリッド共にFFと4WDを設定

【画像ギャラリー】走りのよさはヤリス譲り!! 実用性アップのヤリスクロス詳細画像

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July 23, 2020 at 10:00AM
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