静岡県議会2月定例会の代表質問が27日始まり、川勝平太知事は県議会最大会派自民改革会議を念頭に置いた自身の「ごろつき」などの発言を巡り「不適切な発言があったことを認め、全て撤回する。不信を抱かれた方々におわびする。ごめんなさい」と陳謝した。野崎正蔵氏(自民改革会議、磐田市)への答弁。
野崎氏は発言の事実をすぐには認めなかった知事の対応を「上から目線で往生際が悪く、ごまかしの繰り返し」などと厳しく批判。「発言で職を辞した首長もいる。どのように発言を総括し、身の処し方を考えているか」と追及した。川勝知事は「今回のような不適切な言葉を使うことは二度としない」などと応じた。
問題となっているのは昨年12月、他会派の予算要望の場で自民を念頭に「やくざの集団、ごろつきがいる」「(県立中央図書館を含む文化力の拠点整備に)反対する人がいたら県議の資格はない」とした知事発言。自民は1月、発言の真意をただす公開質問状を提出し、川勝知事は書面で謝罪した。
ただ、自民内に一定のけじめが必要だとの意見があり、この日の答弁を踏まえて対応を検討する。法的拘束力はないが、辞職勧告や問責の決議案提出も視野に入れている。
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February 27, 2020 at 03:15PM
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