(CNN) ロシア南部ダゲスタン共和国で教会などが襲撃された事件で、犯行には総合格闘家や地元当局者の親族が関与していたことがわかった。地元当局が明らかにした。
ロシア国営タス通信は24日、地元の法執行機関を引用し、23日にデルベントとマハチカラで起きた襲撃に関与した5人の身元を特定したと報じた。
襲撃では銃撃犯が教会や警察施設に向かって発砲。少なくとも警官15人と民間人4人が死亡した。死亡した民間人の中には司祭1人が含まれる。
タス通信によれば、襲撃犯の一部は襲撃のあった2都市の間に位置するセルゴカリンスキー地区の出身。襲撃犯にはセルゴカリンスキー地区のマゴメド・オマロフ地区長の息子やおいが含まれるという。
ダゲスタンのセルゲイ・メリコフ首長は24日、記者団に対し、オマロフ氏が解任されたほか、与党「統一ロシア」から追放されたと語った。
メリコフ氏は、オマロフ氏の親族が何人襲撃に関与したのかは明らかにしなかった。オマロフ氏の襲撃に対する関与の度合いなどについても、これ以上言及できないとし、そうした仕事は捜査当局のものだと述べた。
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