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Thursday, June 15, 2023

制止しようとした曹を撃った後指導役の曹へと歩み寄り胸へ ... - 読売新聞オンライン

 陸上自衛隊「日野基本射撃場」(岐阜市)で男性自衛官3人が銃撃されて死傷した事件で、殺人容疑で送検された自衛官候補生の男(18)が、隊員のうち1人に歩いて近づき、発砲していたことが捜査関係者への取材でわかった。岐阜県警や自衛隊の警務隊は、男が強固な殺意を持って犯行に及んだとみて詳しく調べている。

 捜査関係者によると、男は射撃場内の規定外の場所で、弾倉を小銃に 。危険な動きを制止しようとした指導役の八代航佑3曹(25)を撃った後、菊松安親1曹(52)の方向に歩いて近づき、さらに発砲したという。八代3曹は脇腹に1発、菊松1曹は胸に2発被弾し、死亡した。

 県警などは、男が菊松1曹に歩み寄って発砲している状況から、強固な殺意を持って銃撃したとみて動機などを追及する。

 男は4月に入隊し、第35普通科連隊(名古屋市)の教育隊で訓練を受けていた。事件が起きた14日は5回目の射撃訓練が行われており、午前9時頃から、教官ら約50人が候補生約70人を指導していた。岐阜県警と警務隊が合同で捜査にあたっており、訓練の参加者らに聞き取りを行うなどして、当時の状況を調べている。

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