スターバックス1号店の窓には、開業当時のロゴが描かれている。
Epics/Getty ImagesSBUX?Starbucks
- 50年以上前にオープンしたシアトルのパイクプレイス・マーケットにあるスターバックスの1号店を訪ねた。
- 開店当初はコーヒー豆の販売だけで、現在とはまったく異なるビジネスモデルでスタートした。
- スターバックスは現在ドライブスルーやカスタマイズされたコールドドリンクで知られているが、今回の訪問で開店当初との違いがよくわかった。
先日シアトルに行った際、パイクプレイス・マーケットにあるスターバックス(Starbucks)の1号店を訪ねてみた
Mary Meisenzahl/Insider
1号店はマーケットの他の店舗やレストランなどと並んでおり、今も開業当時のデザインのロゴを掲げている
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訪問したのは月曜日の午前だったが、半マイル(800メートル)もの長い列ができていたのでスターバックスの1号店を見つけるのは簡単だった
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行列のためにロープが張られ、店内が空くとスタッフが並んでいる人に中に入るよう促していた
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店内で最初に目に入って来たのは、最近スターバックス史上最も成功した週をけん引した秋の名物ドリンク「パンプキン スパイスラテ(Pumpkin Spice Latte)」の看板だった
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Source: Insider
この店は、すべてがスターバックスの歴史へのオマージュになっている
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スターバックスの名前の由来となったハーマン・メルヴィル(Harman Melville)の小説『白鯨』の登場人物であるスターバック(Starbuck)を称えるレリーフが、この店が1号店あることを示している
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ツアーガイドによるとカウンターや床は開業当時のままだという
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開業当時はドリンクを提供しておらず、コーヒー豆の販売だけをしていたため、カウンターの下にはさまざまな種類のコーヒー豆が展示されている
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ホスト役の地区マネージャーの案内で、この1号店にちなんで「パイクプレイス(Pike Place)」と名付けられたコーヒーをテイスティングさせてもらった
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コーヒーのテイスティングはワインと同じで、まずは香りを嗅ぐことが大切だと学んだ
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そして、このブレンドのチョコレートの風味を感じるため、指示通りにすすってみた
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「パイクプレイス スペシャルリザーブ(The Pike Place Special Reserve)」はこの店でしか入手できない豆だ
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店のスタッフが交代でコーヒー豆を袋詰めしている
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「パイクプレイス スペシャルリザーブ」は、この店のカウンターで手作業でひとつずつ袋詰めされ、ラベルが貼られていく
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この1号店は、博物館、ギフトショップという機能も担う店舗だと言える
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1号店限定のテディベア「ベアリスタ(Bearista Bear)」は、開店当時のスタッフのユニフォームだった茶色のエプロンを身に着けている
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店に置かれれているほとんどが、何らかの形でシアトルやパイクプレイスを連想させる物だ
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パイクプレイス・マーケットがモチーフになっているマグカップなど地域限定グッズも販売されている
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希少価値の高い地域限定マグカップは、ファンの間で人気が高く、インターネットなどで取り引きされている
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Source: Eater
開店を知らせる当時の新聞など、歴史の断片がところどころに展示されている
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オリジナルのコーヒーバッグが額に入れて飾られている
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スターバックスになる前は種とスパイスの専門店だったせいか、このようなはしごがあるのも特徴的だ
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スターバックスがパイクプレイス・マーケットという大きなコミュニティの中でどのような存在であるべきかを考えて店はデザインされている。パイクプレイス・マーケットのマスコットのブタがドアの上に鎮座しているのもそのためだ
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「ポーク・アンド・ビーンズ(Pork and Beans)」として知られるこのブタは体全体がコーヒー豆で覆われている
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一方、ドリンクを注文に応じて提供している場所は、まったく別の時代のものであるかのように感じられる
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店内の半分は、コーヒー豆とホットコーヒーを販売してきたスターバックスの歴史が紹介されているが、実際にバリスタがドリンクを作っている様子を見ると、現在のスターバックスが創業当時といかに違っているかがわかる
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カウンターの奥では、コールドブリューコーヒーやフラペチーノなどをカスタマイズしたドリンクのオーダーにバリスタが慌ただしく対応していた
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スターバックスの開店当初はメニューになかったコールドドリンクは、今では売り上げの約70%を占めるようになっている
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この第1号店にはドライブスルーはないが、ドライブスルーでの売り上げはスターバックスの売り上げの約50%を占めている
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カウンターの裏には、カスタマイズ用のさまざまな種類のシロップやミルクが用意されていた
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バリスタが使う機材も近いうちに当初の手順とは異なるものになるだろう。なぜなら、コールドドリンクに最適化された新しいマシンが開発中だからだ
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筆者はスターバックスの1号店を訪れ、同社が消費者の嗜好の変化に合わせて大きくシフトしてきたこと、そしてそれを数十億ドル(数千億円)規模のビジネスに成長させたことに感銘を受けた
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(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)
からの記事と詳細 ( シアトルのスターバックス1号店に行ってみた…創業時からは大きく変化していることがわかった - Business Insider Japan )
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