森直由
(18日、高校野球兵庫大会 神戸国際大付5―1西脇工)
試合終了の瞬間、西脇工の勝岡拓也さん(3年)はボールボーイの席に座ったまま、ぐっと涙をこらえた。
昨年2月下旬、自転車で帰宅中に車と接触して頭を打ち、入院した。いまも手のしびれなどの後遺症が残り、通院を続けている。それでも、できる限りバッテリーへ助言をしたり、内野手へノックを打ったりしている。鳥井賢治監督は「いつも選手を指導してくれて、チームにとってすごく大きな存在です」とたたえる。
「人の役に立つのがすごく好きになりました」
後遺症が判明し、「もう野球はできないだろう」とベッドの上で諦めかけていたとき。同級生や上級生からメッセージをつづった色紙が届いた。「また一緒に野球をしような」「待ってるで」「頑張れよ」――。涙があふれた。
色紙は自分の部屋の一番目立つ場所に飾り、毎朝眺めている。(森直由)
からの記事と詳細 ( 毎朝眺める仲間からの色紙 後遺症がわかったベッドの上で涙した - 朝日新聞デジタル )
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