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Wednesday, April 13, 2022

JR大糸線の糸魚川―南小谷駅間、平均赤字5億7000万円…利用者はJR発足時の1割 - 読売新聞オンライン

 JR西日本が11日に公表した在来線の区間別収支で、大糸線の糸魚川(新潟県糸魚川市)―南小谷駅(長野県小谷村)間の営業利益(2017~19年度)の赤字額が平均で5億7000万円に上ることがわかった。同社は、経営実態を沿線住民や自治体と共有することで、路線運営のあり方について具体的な議論を進めたいとしており、バス路線への転換なども含めた議論を加速させるとみられる。

 公表の対象となったのは、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度の平均通過人員(1キロあたりの1日平均利用者数)が2000人未満だった17路線30区間。大糸線の同区間は102人で、JR発足時の1987年度(987人)の約1割まで減少。費用に対する収入の割合を示す収支率は3・7%で、30路線中、下から5番目だった。

 糸魚川市の米田徹市長は11日、「厳しい路線経営を改めて認識した」としたうえで、「通学・通勤だけでなく、観光、産業、防災に不可欠な公共インフラであり、持続可能な路線となるよう一層の取り組みを進めたい」と話した。

 同社は2月、沿線の活性化や路線存続に向けた取り組みについて地元自治体などと3月にも協議を開始すると発表したが、協議は現状始まっていない。

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