綺和美では、特に大都市部で一人暮らしをしている層の間で、ミニマリスト志向の人が増えているのではないかという仮説を立て、調査を実施した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。なお「ミニマリスト」とは、生活の中で不要なモノを極力(場合によっては徹底して)手放していく考え方・ライフスタイルのことを指す。
あなたはミニマリスト?
まず「あなたのライフスタイルはミニマリストですか?それともマキシマリストですか?」という質問を4択で行った。4つの選択肢は以下の通りだ。
『ほぼミニマリストに近い』
『ミニマリストに憧れているがまだまだ』
『マキシマリストに憧れているがまだまだ』
『ほぼマキシマリストに近い』
その結果、『ミニマリストに憧れているがまだまだ』と答えた方が69%で、あとは分散していた。つまり、ミニマリストになりたいとか、自分の家を片付けなくてはいけないなと思っていながらも、がらんとした部屋になるにはまだまだ遠く、片付けの途上の認識の人が多数であることがわかった。
ミニマリストへの憧れが強い人の心理
次に「ミニマリストへの憧れ」に関連して、どういったときに片付けのモチベーションが上がるか聞いてみました。以下は回答の一部だ。
・「『うち、断捨離しました!』などのテレビ番組や、情報番組での片付け特集を見るとモチベがあがります。」
・「何度もTVerで片付け番組をくり返しながら、同時に片付けます。」
・「『ガラクタ捨てれば自分が見える』という書籍を読むと一気に捨てたくなります。モノの停滞は精神の停滞であり、捨てると本当に道が開けるんですね。」
・「YouTubeの“捨て活”動画をくり返しています。ビフォーアフターが刺激になるので。」
一方、マキシマリストであると答えた人や、どちらかというとマキシマリストに憧れている人は、モノを集めたい欲求がどんなときに強まるのか聞いている。以下がその回答の一部だ。
・「コロナを警戒しつつ街ブラをしたとき」
・「YouTubeで懐かしのおもちゃをチェックしてはメルカリで落札しコレクションしています」
・「靴が好き。とにかく無限に集めたい」
・「ウツワにハマっていて、買い集める手が止まりません。助けて・・・」
ミニマリストに憧れても、踏み切れない?
今回の調査から、『ミニマリスト』でも『マキシマリスト』でもなく、『どちらかというとミニマリスト志向だが、まだまだだと思う』と答えた人が圧倒的に多いことがわかった。
コロナ禍に見舞われてから、以前よりブームとなっていた「断捨離熱」が高まり、さらには「おうち時間」を充実させたいという機運も高まっているように見える。「部屋を片付けたい、滞在時間の長い家の中を快適にしたい」という強い思いを抱きながらも日々の忙しさもあって徹底的にミニマリストになるには至らない、といった人が多いことがうかがえる。
一方、「コレクションしたい」という欲求を持つ人も一定数いることもわかった。相反する願望のベクトルとも言えるが、すっきりと収納できる整理用具や家具などコロナ禍、そしてアフターコロナを見据えたニーズの取り込みもECにおいて重要となってきそうだ。
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