大学入学共通テスト初日の15日午前に行われた「世界史B」の問題用紙の画像が試験中に流出した疑いがある問題で、高校2年の女子生徒を名乗る人物から画像を受け取った複数の大学生が、同日午後の現代文や英語の問題も解くよう依頼されていたことが関係者への取材でわかった。大学入試センターから通報を受け、警視庁が偽計業務妨害容疑で捜査を始めた。
問題を受け取った東京大の男子学生(19)によると、「依頼主」とは昨年12月に家庭教師紹介サイトを通じて知り合い、「来年の受験に向け、(家庭教師としての)あなたの実力を試したい」などと伝えられていた。
男子学生は「地理歴史・公民」の試験時間中の15日午前11時6分、ネット通話アプリ「スカイプ」のチャット機能で、世界史Bの画像20枚を受け取った。同39分までに14問を解いて返信した。
その後、同日午後の「国語」について、依頼主から「つぎ現代文よろしくお願いします」とのメッセージを受信。午後の英語についても追加で解答を依頼された。だが約1時間後、おかしいと感じて「この結果はどのように使うんですか?」と尋ねると、「ごめんなさい。いったん現代文なしでお願いします」と返信があり、連絡が途絶えた。
東大の別の男子学生(21)も午後に現代文の問題を解くよう依頼されたが、正午過ぎに「今年の共通テストの問題ですかね?」と問い合わせると、返信が来なくなったという。
警視庁は今後、大学生や家庭教師紹介サイトの管理者から経緯を聞くなどして、問題用紙を送信した人物の特定を進める方針。
からの記事と詳細 ( 「つぎ現代文よろしく」に「どう使うのか」と尋ねたら、連絡途絶える…共通テスト「流出」 - 読売新聞 )
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