『負ける技術』などのコラムや、30代からの終活を描く漫画『ひとりでしにたい』が文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞した、人気の漫画家・コラムニストのカレー沢薫さん。 【マンガ】『なおりはしないが、ましになる 』を読む 新しく上梓したコミックエッセイ『なおりはしないが、ましになる』では、自身の発達障害を描いて話題です。 片付けが苦手、一つのことしかできない、相手の顔を覚えられない、空気が読めないなど、様々な「発達障害」にまつわる悩みや、検査、通院、薬、グループミーティングへの参加などが、ポップかつシュールな笑いに包まれて語られています。 また、マンガの医療監修を担当した東京リワーク研究所の五十嵐良雄医師の「発達障害」についてのコラムも掲載され、より詳しく知ることができます。 カレー沢薫さんに、自作を解説してもらいました。 (以下、カレー沢薫さんの寄稿です。)
発達障害と診断されたのは三十代も半ばになってから
「なおりはしないが、ましになる」は私の発達障害疑惑から検査、発覚、そして改善の道のりを記録したエッセイ漫画である。 私が発達障害の検査を受け「不注意型のADHD、ASD(※)の傾向アリ」と診断されたのは三十代も半ばになってからだった。 ※発達障害の種類で、ADHD=注意欠如・多動性障害、ASD=自閉症スペクトラム障害 しかし、突然発達障害になったのではなく、生まれつきだ。 最近よく「大人の発達障害」と言うが「大人になって発達障害になった」という意味ではなく。 文字通り大人で発達障害の人、もしくは大人になって発達障害であることが「発覚」した人のことを指すのだろう。 つまり発達障害は生まれた時から死ぬまで発達障害で、これから「初老の発達障害」「老人の発達障害」となっていく。 自分で書いて暗澹(あんたん)たる気分になってきたが発達障害とは「生まれつきの脳の機能障害」のことである。 そう私の通っているクリニックの先生が書いた本に書いてあるので、これは間違いない。 この本は、はじめてクリニックに行った時、気づいたら買うことになっていた本だが役に立っている。
からの記事と詳細 ( 30すぎて発達障害とわかった私が、治療で“ましになった”話/漫画家・カレー沢薫(女子SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3d5DN0c
No comments:
Post a Comment