スバルのステーションワゴン、新型「レヴォーグ」を一般道で試しました。公道試乗でわかった、新型レヴォーグのスゴイところとは、どんなところなのでしょうか。
新型レヴォーグは普通の国産車と明らかに違う!
スバル新型「レヴォーグ」に一般道で試乗してみた。
スバルの持ち味といえば、グランドツーリング(長距離を走ったときの心地よさ)です。果たして新型レヴォーグはどうでしょうか。
そんなことを考えながらDレンジをセレクトして走り出すと、東京・恵比寿にあるスバル本社をスタートして50mでふたつ驚いてしまった。新型レヴォーグ、大したしたもんです。
まず驚いた点は、質感です。昔から「良いクルマに乗ると30m走ればわかる」といわれてきたけど、人間の感性って鋭い。
ボディのしっかり感やステアリングフィールなどいろんな情報が入ってくるのだけれど、違いを認識出来るという。
考えてみたら良い自転車はひと漕ぎでわかるし、良いスキー板もターンひとつで「いいね!」と感じます。クルマも同じ。
新型レヴォーグは、一般的な国産車と明らかに違います。
私(国沢光宏)は、国産車や輸入車関係なくいろいろなモデルに乗りますが、ご存知の通り国産車のウインカーは右、輸入車だと右ハンドルであっても左に付いています。
国産車に乗っても輸入車に乗っても、不思議と間違えずにウインカー操作できるのですが、走り出した瞬間に無意識で判断してるんだと思う。
しかし、新型レヴォーグは、走り出してワイパー動かしちゃってる同業者が多い。これは瞬時に輸入車だと判断したんだと思います。それくらい質感が高いです。
もうひとつの驚きは、路地からまったく減速しないで飛び出してきた自転車に遭遇したときのこと。
ドラレコに動画が残っていたのでよくわかりますが、ここまで酷いケースは私も初めてでした。
モータースポーツをやっていることもあり、反応速度には自信があるため、0.3秒くらいでブレーキに踏み替えて減速を開始しているのですが、素晴らしいのが減速の立ち上がりです。
新型レヴォーグは電動ブレーキを採用しており、ブレーキ操作からブレーキパッドがディスクを押すまでの時間が負圧サーボと比べ圧倒的に短い。
ペダルを踏んだのと同時に減速が始まっている感じ。ブレーキ踏んだときの減速の立ち上がり、本当に速かった。スバルによれば0.1秒くらい速いとのこと。事故回避のため決定的な要因になります。
私は強いブレーキを掛けた後、このままやり過ごせると判断し一旦ブレーキを抜くのだけれど、直後に新世代アイサイトが稼働し減速制御に入った。「おお!」 こんな状況での自転車もちゃんと見えているのね、と感心しきり。
自転車は20km/h近く出ていたけれど、アイサイトが衝突コースを直前に検知し、ブレーキ制御まで入れている。新型レヴォーグは大したしたもんだと感心しきりです。
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December 02, 2020 at 08:11AM
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