ロサンゼルス・レイカーズが好調を維持している。3月6日(日本時間7日)にミルウォーキー・バックスから大きな勝利を掴み、8日(同9日)にはロサンゼルス・クリッパーズにも112-103で勝利した。
今季開幕戦、そしてクリスマスゲームでクリッパーズに敗れていたレイカーズにとっては、地元のライバルから今季初勝利をあげる試合になった。
この一戦からわかったことを紹介したい。
■両チームともに守備のレベルが著しく高い
ヒューストン・ロケッツ戦でもわかったように、クリッパーズにはパトリック・べバリー、カワイ・レナード、ポール・ジョージ、そしてマーカス・モリスという4つのポジションをしっかり守れる選手が在籍している。ロケッツ戦ではスイッチを多用。モリスはべバリー、レナード、ジョージと比べるとジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックに苦しめられはしたが、基本的に彼ら4人はロケッツのエース2人を相手に守ることができる。
レイカーズとの対戦では、アンソニー・デイビスを相手にした場合のスイッチに苦しむかもしれないが、レブロン・ジェームズに対してはべバリー、レナード、ジョージ、モリスがスイッチで対応できる。クリッパーズ以外に、シーズンMVPを4度受賞しているジェームズとのマッチアップを歓迎する選手が4人もいるチームはない。
一方のレイカーズは、リーチ(長さ)で勝っている。先発フロントコートはデイビスとジャベール・マギーという驚異的なウィングスパンを持ち、リムを守れる2人の7フッター(身長213cm以上の選手)、バックコートはジェームズ、エイブリー・ブラッドリー、ダニー・グリーンというスイッチ対応が可能な3選手で構成されている。またジェームズ、ブラッドリー、グリーンは、複数のポジションを守れるサイズ、、スピード、リーチを誇る。
レイカーズとクリッパーズは、レギュラーシーズンでのディフェンシブ・エフィシエンシー(100ポゼッションあたりの平均失点)で、それぞれリーグ3位と5位にランクインしている。
◾️ガードはリム周辺でジェームズにチャレンジすべきではない
ジェームズは35歳、今季が17年目のシーズンだが、身体能力に衰えは見られない。
彼は、トランジションからレジー・ジャクソンのような選手に点を決めさせないプレイを長年やっているのだ。
◾️ポール・ジョージはいまだにコートでベストプレイヤーになれる
前半は特に、この試合でのジョージはベストプレイヤーだった。
前半だけでフィールドゴール11本中7本を成功させ、19得点を記録。成功させた7本のFGのうち3本は、今季あまり見られていないリム周辺での得点だった。ジョージは、最終的にゲーム最多の31得点を記録し、今季8度目の30得点超えをマークした。
開幕戦を欠場したジョージは、クリスマスゲームでFG18本中5本の17得点だった。レギュラーシーズン終盤戦、プレイオフでも健康な状態を保ち、試合終盤に得点で貢献できれば、クリッパーズはさらに上のレベルに到達できる。彼が得点を量産することで、レナードの負担は軽減されるだろう。
今回の一戦では、マギーとデイビスがイビツァ・ズバッツに意識を集中させ、モリスがジョージのためにスクリーンをセットしていた。その結果、ジェームズを突破したレナードを阻もうとするレイカーズの選手は一人もいなかった。
◾️エイブリー・ブラッドリーは“違いを生み出す”選手
チームで3番目に多い24得点を決めただけではなく、ブラッドリーは、レイカーズの選手で唯一ペリメーターから仕掛けることのできる選手だった。
ブラッドリーは12本中6本の3ポイントショットを成功させたが、彼以外は合計わずか23本中4本の成功にとどまっている。グリーン、カイル・クーズマ、マーキーフ・モリスが特に苦しみ、3選手の3Pは合計9本中0本に終わった。
どのチームにも言えることだが、サポーティングキャストが3Pを決めてくれると心強い。特にレイカーズの場合は、ジェームズとデイビスがボールを保持すると相手の注意が彼らに向くため、彼らのショットが不調の場合は、サポーティングキャストが活躍することで2人の負担を軽くすることができる。
ブラッドリーは、毎試合でディフェンスでも貢献が可能だ。しかし、レイカーズに必要なのは、ロールプレイヤーがショットを決めることであり、対戦相手に“アンストッパブル”と思わせることなのだ。
◾️クリッパーズは、アンソニー・デイビス対策を見出せていない
デイビスは30得点、8リバウンド、2アシスト、2スティール、1ブロックを記録した。少なくとも、クリッパーズはデイビスを抑えるのに苦労している。
デイビスは、レイカーズが試合をコントロールし始めた第3Qに本領を発揮した。第4Qにも点が欲しい場面で活躍し、レイカーズのリードは12点に広がった。
その数分後には、ジェームズとの連携からリバースダンクをフィニッシュしている。
クリッパーズにとって厄介なのは、対戦を重ねるごとにデイビスのパフォーマンスが良くなっていることだ。開幕戦ではFG21本中8本成功の25得点、クリスマスゲームでは24得点だったが、FGは17本中8本を決めた。
今回の試合では、FG19本中11本を決め、レイカーズ加入後のクリッパーズ戦で最高のパフォーマンスを披露した。
すでにデイビスは、クリッパーズ対策を見出しているのかもしれない。
◾️レブロン・ジェームズはレブロン・ジェームズ
個人的には、今季もヤニス・アデトクンボ(バックス)がシーズンMVPを受賞すべきと思っているが、ジェームズも有力候補に名乗りをあげている。
バックス戦でアデトクンボを上回り、クリッパーズ戦では同じくMVP候補と見られるレナードを上回った。いつものように第3Qまでは大人しくしていたものの、第4Qに12得点、3リバウンド、3アシストの活躍を見せた。
それに加えて、相手からオフェンシブチャージを引き出し、ルースボールに飛び込むハッスルプレイでも貢献した。
◾️次戦
両チームの対戦は、4月9日(同10日)までない。
このレギュラーシーズン最後の対戦まで、両チームともにプレイオフを見据え、けがのリスクを回避するため主力を温存する可能性がある。
これまでの対戦でわかったように、両チームの対戦は見応え抜群だ。だからこそ、プレイオフでの対戦が楽しみでならない。
原文:Seven thoughts: LeBron James and Anthony Davis dominate in a thrilling Los Angeles Lakers win over the LA Clippers by Scott Rafferty/NBA Canada(抄訳)
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March 09, 2020 at 01:58PM
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レイカーズ対クリッパーズ、“LA対決第3戦”からわかったこと - Sporting News JP
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