2020年8月に子供が生まれて、生後5カ月から離乳食を始めました。離乳食=ハンドブレンダーで作るものと思っていたので、そのタイミングでブラウンの「マルチクイック 5 MQ535」を購入。しかし離乳食作りについて調べていると、ハンドブレンダー不要論を見かけることがしばしばあります。
不要派として多い意見は「裏ごし器や茶こしで十分」、「洗うのが面倒」など。買ったはいいものの使わなくなるか不安でしたが、結論から言ってしまうと私は買って正解でした。100点満点という訳ではないですが概ね満足しているので、離乳食用途としてどう便利だったか紹介したいと思います。
購入したMQ535には、食材をつぶして混ぜるブレンダーのほか、みじん切り用チョッパー、泡立て器が付属。運転スピードは「通常/ターボ」の2段階に切り替えられるシンプルな仕様です。価格は7,680円で、マルチクイックシリーズの中でスタンダードモデルに位置づけられています。
ブラウンのハンドブレンダーは種類が多く、運転スピードを21段階に調整できるもの、握る力でスピードを調整できるものなどがあり、さらに付属アタッチメントもたくさん用意されています。
今回は離乳食作りがメインだったので、アタッチメントはブレンダーとチョッパーがあれば十分。刃の回転スピードも、2段階で事足りるだろうと思い「MQ535」にしました。価格は8,000円を切っており、1万円を超える上位モデルと比べるとお手頃です。
活躍時期が短いという事実
離乳食=ハンドブレンダーと思い込んでいましたが、実際に作るようになってから知った事実がありました。それは、活躍する期間が短いということ。
なぜかというと、離乳食は赤ちゃんの成長にあわせて、次第に食感のあるものにするからです。離乳食初期(生後5~6カ月)の赤ちゃんは歯が生えていないので、ポタージュ状やペースト状の離乳食を食べます。しかし、歯が生えたり、食べ物を舌で潰す動きを覚えてきたりすると、おかゆも粒感を残さなくてはいけません。
この「粒感を残す」が、私が買ったハンドブレンダーでは難しく、もうちょっとつぶしたほうがいいかな……? と運転を続けていると粒がなくなりポタージュ状になってしまうこともしばしば。
刃の回転スピードを2段階にしか調整できないので、粒の細かさを微調整するというのには向いてなさそうです。ただ、粒感のあるおかゆが食べられるようになる頃には、もうブレンダーを使わずスプーンの背でつぶすだけで良くなっていました。
それならブレンダーいらないじゃん、と思われるかもしれないですが、そんなことはありません。今度はみじん切りができるチョッパーの出番が増えるのです。
生後8カ月くらいになると、食材を舌でつぶせるようになり、細かくみじん切りにされた食材を与えられるようになります。みじん切りなら包丁とまな板だけでもできますが、一度にまとめて切って冷凍するとなると、私の手際の問題もありますが結構時間が掛かります。
こういうときはやっぱり機械に頼った方が良いと思い、人参やほうれん草、玉ねぎ、なんでもチョッパーでみじん切りにしていました。また、うどんも食べられるようになりますが、うどんもチョッパーで細かくすると生後8カ月の赤ちゃんでも食べられる小ささに簡単にできました。
ハンドブレンダーが離乳食作りの心の支えに
子育ては正解がなく、離乳食作りも人それぞれなのであくまでも私の場合ですが、ハンドブレンダーはあって良かった家電でした。
「食材をなめらかにつぶす」期間が思いのほか短かったため、ブレンダーとしての出番は少なめでしたが、右も左もわからない離乳食初期にハンドブレンダーがあったのはかなり心の支えになりました。
これまでミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんに、それ以外のものを与えるというのはなかなか不安になるものです。私は特に、粒が残っていて飲み込めなかったら、詰まらせたらどうしようという心配が強くありました。
しかしブレンダーならその心配は不要で、ガーッとつぶしてしまえばあっという間に解決できます。豆腐のように裏ごし器が向いている食材もありますが、それ以外はブレンダーの方が簡単に調理できました。
初めての離乳食作りで不安な人には、ブレンダーはあって良かったと思えるはずです。離乳食作りとしての出番はなくなっても、今度はお菓子作りやハンバーグの調理などに使えるので、我が家でもさらに活用していきたいと思います。
からの記事と詳細 ( 離乳食作りにハンドブレンダーはいらない!? 使ってわかった賛否ポイント - 家電 Watch )
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