最初に言っておくが、「トランクルーム」の活用方法は「家の荷物を置く」だけではない。
多くのユーザーが様々な発想でトランクルームを活用し、暮らしを便利で豊かなものにしている。今回はアンビシャスが実施したユーザーアンケート「トランクルームの意外な使い方」を紹介しよう。
家族に秘密の使い方も?トランクルームの意外な使い方
トランクルーム利用にはこんな使い方も
荷物の保管はもちろん高い割合を占めるが、注目したいのはグラフ赤枠の「荷物保管以外の使い方」だ。

趣味を深めるトランクルーム
荷物保管以外で一番多い使い方は「趣味の部屋(26%)」で、趣味の道具を保管・コレクションを並べる・作業を楽しむ、という3つの使い方が見られた。
グラフ2の保管物の内容を見ても趣味関連だけで42%を占め、さらに車・バイク・自転車や衣服にも趣味で深めている人がいることを踏まえると、トランクルームが趣味のために大活躍していることがわかる。

ものを活用するための場所
トランクルームの使い方に戻って、自転車やバイクを使うための駐輪場代わりに利用する人や、家にたまった本をトランクルームにまとめて整理し書庫として使う人も見られた。単に保管するだけでなく、ものを丁寧に保管し活用するための使い方と言える。
少数意見にも工夫いっぱいの使い方あり
その他等の少数意見にもユニークな使い方があった。
「はなれの部屋」としての使い方
プライベートでくつろぐ部屋・外出先付近で着替えやカバンを置けるスペース・秘密基地
作業・活動場所
テレワークスペース・楽器演奏・不用品整理作業
防災用品置き場
家ではかさばる防災袋や備蓄品の保管
こんな使い方をしようと思ったきっかけは?
トランクルーム活用法がわかりましたが、これらの使い方をしようと思ったきっかけは何だったのか。

きっかけの約5割が「収納の不足」
圧倒的第1位は「収納の不足(47%)」。住む家の収納スペースが少ない場合や、荷物が増えて収納できなくなる場合、自宅のスペースを作るために収納が必要になる場合等がある。
収納が足りなくなったり荷物で部屋が狭くなってくると、家の中で場所を取っているものが具体的に見えてきた。
不要でも捨てたくないもの・かさばるもの・シーズンオフのもの等、具体的に収納したいものができたことがきっかけの場合も多いようだ。
趣味は槍玉に挙げられやすい?
第2位の「趣味のものが増えた(8%)」と合わせて、収納が足りなくなったときに「重要度が低く荷物量も多い」と判断されるのが趣味であるという現実もあるようだ。
趣味の荷物が部屋を占領していると家族からクレームが来たり、片付けを命じられるケースも。部屋だけでなく肩身も狭くなるとき、トランクルームが解決の強い味方になるかもしれない。
家族や同居人には秘密にしておきたいものも
グラフに登場する「秘密のものの保管」が気になる人もいるのではないだろうか。今回、トランクルームの利用を家族・同居人に知らせていない人は15%もいるという結果に。秘密にしているのはなぜだろう。
こっそり聞かせてもらった声から2つの傾向が浮かび上がった。
ちょっとマニアックな趣味は家族でも恥ずかしい
どっぷりはまってしまった趣味。でも、家族や同居人に知られたり、来客に見られるのは恥ずかしく、引かれるのも嫌…そんな心情で趣味のものをトランクルームに入れる人が多いようだ。
趣味の例は、コスプレ・フィギュア・自作小説等が挙がった。
秘密でない趣味も人目を気にせず心置きなく
秘密でない趣味も「また趣味に没頭して…」と責められたら思い切り楽しめないと感じて、こっそりトランクルームに趣味のものを収納して楽しんでいる人もいる。
「利用料金を自分で負担したら文句は言われないはず」と、バレたときの戦略を聞かせてくれたユーザーもいた。
調査概要
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:100サンプル
回答期間:2021年9月8日から9月22日までの15日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
構成/ino.
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