
童謡「赤とんぼ」の作詞者として知られるたつの市出身の詩人、三木露風が詩人で童話作家の宮沢賢治に宛てた手紙の控えがたつの市で見つかり、専門家は2人の交流が分かる貴重な資料だとしています。
手紙の控えはたつの市ゆかりの文化人の資料や文献を保管する「霞城館(かじょうかん)」で、ことし6月に見つかりました。
発見したのは日本大学通信教育研究所の近藤健史研究員で、露風には手紙を出す際に控えを残す習慣があり、日記などをつづったノートに、賢治に宛てて大正13年に出した手紙の控えもあったということです。
そこには、賢治が自費出版した詩集「春と修羅」を贈ってくれたお礼とその詩の中で自分自身のことを「青き照明である」と評したことを褒めていて、詩の表現がよかったなどと記してあります。
近藤さんは「2人の間に交流があったことが初めてわかった。露風も賢治の作品を評価しており、その後、互いの作品にどのような影響を与えたのか、今後、詳しく調べたい」と話していました。
今回、発見された資料は、今月30日からたつの市の「霞城館」で開かれる特別展で公開される予定です。
からの記事と詳細 ( たつの市で三木露風が宮沢賢治に宛てた手紙の控えが見つかる|NHK 兵庫県のニュース - NHK NEWS WEB )
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