
31年続いた「噂の! 東京マガジン」(TBS)を筆頭に、この3月で打ち切りとなる長寿番組は多い。その理由として、コロナ禍でロケがやりにくい、視聴者層を若返らせるため、といった理由が挙げられている。なるほど一理あるのだが、もう一つ、日本テレビにはものすごい深謀遠慮があるという。 ***
「噂の! 東京マガジン」以外に3月で終了する番組は、25年続いた「メレンゲの気持ち」(日テレ)、12年目の「火曜サプライズ」(日テレ)、10年目の「爆報! THEフライデー」(TBS)だ。 いずれも視聴率は決して悪くはない。中でも、ヒロミとウエンツ瑛士がMCを務める「火曜サプライズ」は高視聴率を維持し、視聴者層も若かったという。日テレの関係者が解説する。 「『火サプ』が改編対象となるような番組でないことは、後継番組の内容を見ればわかります。予定されている新番組は『ウマい! 安い! おもしろい! 全日本びっくり仰店グランプリ』というグルメを中心としたバラエティ番組なんです」 “旅とグルメで元気になる”がテーマだった「火サプ」と大差ない……。
ローカル局に譲らない歴史
「同じような企画を新番組にするなら、『火サプ』を打ち切る必要はありません。しかし、その謎はエンドロールを見れば一目瞭然です。『びっくり仰店グランプリ』は過去に2回、特番で放送されていますが、最後に“製作著作”として名が出るのは中京テレビなんです」 日テレ系列局の番組ということか。それを今後は、ゴールデンのレギュラーに据えるというわけだ。ただ、東京キー局は、ローカル局にゴールデンの枠など決して譲らなかったはずだ。 関西ではゴールデンで放送されていた「さんまのまんま」(関西テレビ)が、キー局のフジテレビでは深夜だったことは有名だ。「探偵! ナイトスクープ」(朝日放送)も、キー局テレビ朝日ではなかなか放送しなかった(現在も再び放送しなくなった)。 中でも、大泉洋を世に送り出し、北海道はじめ全国で大人気となった「水曜どうでしょう」(HTB)は、キー局のテレビ朝日はゴールデン枠どころか深夜枠も明け渡さず、今に至るまで通しで放送したことは一度もない。おかげで、ちゃんと見ることができないのは東京のみ(その後、TOKYO MX、BSのテレ朝チャンネルなどで放送)という珍現象も生まれた。
からの記事と詳細 ( ヒロミもビックリ?高視聴率「火曜サプライズ」終了でわかった日テレの深謀遠慮(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース )
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